歯みがきのタイミング
「口臭が気になるため、毎食後すぐに歯磨きする」という人は少なくありません。
もちろん、食べたものの臭いはありますし、食べカスなどが歯に詰まっていれば、それが口臭の原因になるでしょう。
そのため、食後の歯みがきは、口臭に対して一定の効果があります。
しかし、もしその歯みがきで、歯垢や食べカスのみがき残しがあれば、歯磨きしても口臭が発生するという状態になるでしょう。
また、じつは「食後すぐ」というのは、口臭の原因となる細菌の数はとても少なく、むしろきれいな状態ですので、口臭対策としての歯みがきは必要ありません。
それに加えて、「酸蝕症」というお口の中が酸性に傾きがちな人は、食後はお口の中が強い酸性になるため、歯ブラシでこすることで、歯の表面にあるエナメル質を薄くしてしまいます。
そのため、食後の歯みがきは、お口の中が中性に戻る15分後くらいに行い、それまでは(食べたものの臭いを洗うために)水でゆすぐ程度にするのが、歯にとっては最適な方法と言えます。
ただし、遅すぎても虫歯菌が繁殖してしまいますので、食後30分以内には、歯みがきをするようにしましょう。
つまり、食後15分から30分以内が歯みがきにベストな時間と言えるでしょう。
お口や歯のことでご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。
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