犬歯の形
前から3番目の歯は、その形から「犬歯」「糸切り歯」などと呼ばれることがあります。
この歯は萌出時には基本的にはやや鋭く、尖った形をしています。
ですが、使用とともにすり減り丸くなってくるのが通常です。
この歯の形をよく見てみてください。
とんがりが完全になくなり、他の前歯と同じような形になっているという方はいませんか?
この場合には、夜間、就寝時に歯ぎしりをしている、していた可能性が疑われます。
歯ぎしりをする際、通常は犬歯を軸として犬歯誘導という形で歯ぎしりをします。そのため、歯ぎしりがひどい場合にはどんどん犬歯がすり減っていってしまうのです。
歯ぎしりは、歯や顎関節のトラブルを引き起こす原因にもなります。
一時的なものであればよいのですが、慢性的なものであれば適切な処置が必要です。(ナイトガード、スプリント療法など)
ご自身の犬歯の形、少し気にしてごらんになってみてください。
歯ぎしり、咬合に関する治療も行っています。
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