口腔がんについて
早期発見・早期治療が重要です
口腔がんはお口の中に発生するがんのことです。歯ぐきや舌、唇、頬の内側など様々な場所で発生する可能性がありますが、初期の自覚症状がほとんどないため進行するまで放置されてしまうケースが多いです。初期段階で口腔がんを発見できれば、大切な口腔機能を失わずに回復できる可能性が十分にあります。がんは早期発見・早期治療が重要なため、積極的に検査を受けましょう。お口の症状でお悩みがある方はまずはご相談ください。
CONSULTATION こんな場合はご相談ください
- 食べ物が飲み込みにくい
- しこりがある
- 顎や舌を動かしにくい
- 痛みやしびれがある
口腔がんの現状
日本の口腔がん患者数は年々増加しており、死亡率は「46.1%」と非常に高い数値となっています。一方アメリカの口腔がんによる死亡率は「19.1%」と日本の半分以下です。大きな理由としては、アメリカは半年に一度口腔がんの検診が実質義務化され、国全体が口腔がんの早期発見に努めているからです。口腔がんは早期に発見できれば後遺症もほとんど残らず簡単な治療で済むため定期的に検査を受けることをおすすめしています。
当院の口腔がん蛍光検査
口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」
当院はできる限り正確に口腔がん検査を行えるよう、口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」を導入しております。お口の中にLEDの光を当てて観察するだけで、がんがあるかどうか検査することが可能です。検査による痛みを感じることはほとんどありませんのでご安心ください。
ORALOOKの特徴
口腔がん検査の流れ
1 問診票の記入
普段の生活習慣、喫煙や飲酒の有無、現在のお口の気になる点について詳しく記入をお願いいたします。
2 視診・触診・写真撮影
視診:実際にお口の中を見て異常がないか確認します。
触診:ゴム手袋を付けてお口の中を触り、しこりや盛り上がりができていないか確認します。
気になる部分があればお口の中を撮影します。
3
ORALOOKを使った観察・
写真撮影
より詳しく調べるために、ORALOOKでお口の中をLEDの光で照らして異常がないか観察します。
そしてORALOOKの撮影機能でお口の中を写真撮影します。
4
検査結果をもとに
カウンセリング
検査結果を患者さんにお伝えし、今後についてのカウンセリングを行います。
もし治療が必要になる場合は、その内容も含めて詳しくご説明させていただきます。