食育について
心身を健全に、豊かな人生を歩めるよう
サポートいたします
「歯医者で食育?栄養指導?」
このように思う方が多いかもしれません。
しかし、歯医者だからこそ食育・栄養指導を行わなければならないと考えています。
食物は「口」を通し「歯」で咀嚼する(噛む)ことによって、栄養を摂取できます。
歯が丈夫でなければしっかり噛むことはできません。
私たちにとって食べることは楽しむこと。命を支える上で大切なことでもあり、生涯にわたって続く基本的な営みですから子供はもちろん大人になってからも「食育」は重要です。
当院の歯科と食育
身体の健康を保ち食事を美味しく
食べるためには「歯」は欠かせません
当院の食育支援では、歯や口の発育に応じて食べる機能・行動の発達を促進し、よく噛んで食べる習慣を獲得・維持できるようサポートすることや、歯や健康を守ることで食べる機能を保持し生涯を通じて安全で快適な食生活が送れるよう支援を行っています。
また、適切な口腔ケアや食生活の指導によって虫歯や歯周病を予防することや虫歯や歯周病を治療して噛める歯を残すこと、歯を失ってもインプラントや義歯を入れて噛めるようにすることなど、歯科からの食育支援も関わってきます。
無料で食育指導・栄養相談を
行っています
乳幼児期や学童期など各年代に合わせた食育や疾患をお持ちの方の食育支援、
また、患者様個人に合わせた栄養相談も行っております。
「虫歯になりにくいおやつを詳しく知りたい」
「生まれてくる子供のために母子感染の予防について聞きたい」
など、どんな内容でもかまいません。
食育のお話に興味がありましたらお気軽にスタッフまでお声がけください!
噛むことの大切さ
1日15回ずつ噛むなど一口目を意識して
噛んで食べましょう
皆さんは食事をする時何回ぐらい噛んで食べていますか?
現代では柔らかい食べ物が増え食生活が変化し「よく噛んで食べる」ということが減りつつあります。
使っていない筋肉が衰えるように歯も口も使わなければ衰えていくのです。
その結果顎がしっかり育たず歯がきちんと並ぶスペースがないことで歯並びが乱れるお子様が増えています。
また、「噛むこと」で唾液がたくさん出て口の中を綺麗にします。 唾液の働きが虫歯になりかかった歯の表面を元に戻し細菌感染を防ぎ歯周病も防ぐことができるためしっかり噛んで食べる習慣は大切です。
歯を丈夫にする食べ物
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良質のタンパク質
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カルシウム
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リン
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ビタミンA
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ビタミンC
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ビタミンD
他にも色々な食材はありますがこれらの食材は歯を丈夫にするための栄養になります。
また、「体に良いものは歯にも良い」ため、こういった食材を幼少期から調理して食べることが良いとされています。
結果的に歯を丈夫にすることができるため普段から栄養バランスの整った食事を摂るように心がけましょう!
もぐもぐ日記
「もぐもぐ日記」で
食習慣を改善しましょう
「もぐもぐ日記」とは、スマートフォン向けの食習慣チェックアプリです。アプリとモニタリングツール(歯科医院)を連携することで、撮影したお食事画像をAIで解析し食習慣のチェックが行えます。また記録内容を歯科医院と共有することで、お食事や食習慣の相談が可能です。いつまでもおいしく食事を楽しめるお口づくりを心がけ、「もぐもぐ日記」で食習慣チェック&お食事相談をしてみませんか?詳しくは当院のスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
食習慣3つのステップ
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ステップ1
お食事を撮影するだけで、「食事バランス」と「もぐもぐスコア」をAIが自動で判定します。 -
ステップ2
日々の食事を分析し食習慣を4タイプに分けて判定するため、食習慣の見直しや変化の確認ができます。 -
ステップ3
食事の写真や食習慣のデータを歯科医院と共有することで、「バランスの良い、よく噛む食習慣」へのアドバイスがもらえます。
もぐもぐ日記のメリット
お口の機能が低下すると食欲もなくなり、栄養が偏ったり不足したりしてしまいます。毎日を健康に過ごすためにはしっかり食べることが重要です。もぐもぐ日記はご自身の食事内容や食習慣を確認できるため、バランスを意識した食事を取るようになり体に良い食習慣が身に付きます。また歯科医院と連携しているため、管理栄養士から一人ひとりに適切な食事のアドバイスがもらえます。もぐもぐ日記で「バランスの良い、よく噛む食習慣」を目指しましょう。
知覚過敏
むし歯の菌は糖分(主に砂糖)をえさにして歯を溶かす酸を作っています。
そのため「砂糖(ショ糖)を使っているお菓子」は虫歯になりやすいといえます。
むし歯になりやすいお菓子の危険度
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歯にくっつきやすく長時間口の中にある食べ物
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虫歯のもとになる菌を作りやすい食べ物
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砂糖が少なく歯にくっつきにくい食べ物
このようにお菓子によっても虫歯になるリスクが違うためお菓子を選ぶ際には注意しましょう!
また、ほかにも虫歯になりにくい食べ物があり牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品や季節の果物が挙げられます。
厳密にいえば果物には糖分が含まれますがショ糖より虫歯になりにくい「果糖」が含まれているため虫歯になりにくいです。
子供にとってのおやつは栄養を補うための食事の一部でもあります。歯の健康を考えて甘いおやつをあげないのではなく、少量や長時間口に残らない甘い物・栄養面でもすぐれた野菜やおにぎりなどをお子様に食べさせてあげるのもいいと思います。
お菓子の後は
必ず歯みがきをしましょう
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唾液の成分が再石灰化し
歯の葉面が修復する唾液が歯を再石灰化している時間が確保されているために
酸性になっている時間が少ないので
歯が溶ける時間も少なく虫歯になりにくい状態です。 -
酸により歯の成分が溶ける時間が
長くなるちょこちょこ食べていると口の中が常に酸性になり
唾液が歯を再石灰化する時間が取れないため
虫歯になりやすいです。
嚥下障害
食事中にむせることはありませんか?
口にいれた食べ物を自然に“ごっくん”と食道へと送り込むことを、「嚥下」反射といい、この嚥下反射がうまくできなくなることで、食べ物が気管に入ってしまうことを「誤嚥」とい います。正しい嚥下は、気管の近くを食べ物が通る瞬間だけ喉頭蓋が閉まるのに対し、誤嚥は喉頭蓋が閉まるタイミングがずれたり、閉まりきらなかったりして気管に食べ物が入ってしまいます。食事中にむせたり咳き込んだりすることが多い場合は早めにご相談ください。
CONSULTATION こんな場合はご相談ください
- 食事中にむせたり、咳き込んだりする
- のどがゴロゴロなる
- よく熱が出る
- 痰がたくさん出る
- 食べるとすぐに疲れてしまい、全部食べられない
- 食事を自分から食べようとしない
- 食べ物が口の中にいつまでも残っている
- 口の中が乾燥している
など
嚥下障がいケアの重要性
誤嚥性肺炎に発達
高齢者の肺炎罹患者の7割以上は誤嚥性肺炎年々誤嚥性肺炎による志望者は増加傾向にあり、2030年には死亡者数が約13万人まで増えるという予測があります。
全身状態を悪くする低栄養や脱水に
嚥下障害により、食べられる量が減ると低栄養と脱水を引き起こします。すると、体を作るための栄養が不足してしまい、飲み込みに使う筋肉を始め、全身の筋力が低下・・・。嚥下障害による負のスパイラルに陥ります。