スプリント(マウスピース)について
みなさんこんにちは。衛生士の杉山です。
暦の上では立秋も過ぎましたがまだまだ暑い日が続いていますね。
本日はスプリント(マウスピース)に関するお話です。
スプリント(マウスピース)とはプラスチック製の薄いプレートです。
スポーツ選手が競技中に歯にはめている映像や画像をご覧になった事はありませんか?
スポーツ選手が使用しているものとは素材や厚みは異なりますが、同じ用途のものです。
歯科で作製するスプリント(マウスピース)は基本的には睡眠時にはめて使用します。
患者さんの歯型を採り模型を作製し、その模型に合わせてオーダーメイドの装置をお作りします。
私たちは患者さんのお口の中を拝見して、歯ぎしりや食いしばりをしているのでは?と思われる方にはスプリントの作製をご提案しています。
お口の中には
・歯が擦り減っている
・歯の根元がくぼんでいる(楔状欠損)
・顎の骨に盛り上がり(骨隆起)がある
などの特徴があります。
成人の9割以上の方が歯ぎしりや食いしばりをしていると言われていますが、自覚のない方も多くいらっしゃいます。
睡眠時の歯ぎしりや食いしばりは日中と比べて自分の体重ぐらい、最大では6倍の力が歯にかかるとのデータもあります。
歯ぎしりや食いしばりの原因はストレスとも言われていますので、これらの行為はストレス解消の為にもしてはいけない訳ではありません。
スプリント(マウスピース)は歯ぎしりや食いしばりをしないようにする為の装置ではなく、歯に対する負担を軽減させるクッションの役割があります。
ご自身の健康な歯を守る為にも、治療をした被せ物の寿命を永くする為にも、スプリント(マウスピース)は多くの方に必要です。
ご興味がある方はお気軽にスタッフにお声かけください。