生理的口臭の予防には
「口臭」はとてもデリケートな問題です。
人になかなか聞く事ができないので、自分の口臭を過剰に気にしてしまう場合があります。
実は、「口臭」とは誰にでもあるものです。誰にでもある自然な範囲の口臭は「生理的口臭」といわれます。
口臭が正常の範囲を超えている場合には、虫歯や歯周病など他に原因がある「病的口臭」の可能性があり、治療が必要になります。
誰でも、口の中には細菌が存在していますが、普段は、唾液の抗菌作用によって、口臭も抑えられています。
起床時や空腹時、緊張時には、唾液の分泌が減少すると、細菌が増殖し、臭いの元となる揮発性硫黄化合物(VSC)の産生が活発になり、臭いが強くなります。
生理的な口臭は、病気が原因では無いため、お口のケアで口臭を軽減させる事ができます。生理的口臭の予防におすすめのポイントを2つ紹介したいと思います。
(1) 唾液の分泌を促す
唾液がたくさん分泌されると、唾液の持っている「抗菌作用」や汚れを洗い流す「自浄作用」が促進され、口臭の予防につながります。
よく噛んで食事をする事や、お口の周りにある唾液腺をマッサージするのが効果的です。
(2) 舌磨き
舌の上には、たくさんの細菌や汚れが付着しています。
歯に付いている汚れよりも、舌に付着している汚れの方が口臭の原因となっている事も多いので、歯磨きと合わせて「舌磨き」も習慣にしましょう。
当院では、口臭のご相談や治療も行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 /prevention/foul-breath/