親知らずの抜歯【上】
親知らずの抜歯について、簡単にご説明します。
親知らずの抜歯で、よく「腫れた」「何日も痛んだ」「歯を削った」などと言うケースはほとんどは下顎の親知らずの場合です。
下顎の親知らずは、スペース不足の関係から、まっすぐに生えずに横を向いて生えてきてしまったり、歯の一部だけが生え、半埋伏状態になってしまうということが多々あります。
そのようなケースでは、親知らずを抜く際に、歯の頭部分を切断したり、周りの骨を少し削るなどの特殊な処置が必要になります。
その場合に、術後に腫れが出る、痛みが長引くことが生じます。
また、下顎の親知らずの場合には神経にも気をつけなくてはなりません。
下歯槽神経と言う神経が、親知らずの根の先端付近に走っていることがあります。この位置関係をしっかりとレントゲンやCTで確認し、万が一完全に歯の根と、神経の管が接触している場合には、抜歯により神経を傷付けてしまう可能性もあるため、抜歯を見送ることもあります。
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