災害時の口腔ケアについて
災害などで電気、ガス、水道などのライフラインが止まってしまうことで多くの問題が起きますが、見落とされがちなのが「口腔ケア」です。
被災後の不規則な生活(睡眠不足など)や栄養状態の悪化、口腔衛生状態の低下、義歯の紛失などが重なると、肺炎やインフルエンザ・カゼなどの呼吸器感染症を起こしやすくなると言われています。
今回は水がある場合とない場合での災害時の口腔ケアの方法についてご紹介していきます。
<水がある場合>
①食後はお茶やお水でうがいをする
②こまめに水分をとるようにする
②歯ブラシがある場合は普通に歯磨きをしたあと、歯ブラシはティッシュでキレイに拭き取り、少量の水でうがいをする
②歯ブラシがない場合はティッシュなどで歯や口腔内を拭き取ってから、少量の水でうがいをする
④入れ歯は毎食後外してティッシュなどで拭き掃除をし、最後に水で軽くうがいをするようにする
<水がない場合>
①ガムを噛んで唾液を出す
②マウスウォッシュをする
③耳の下や頬をさすって唾液腺を刺激する
④舌回しや大きく「あ、い、う」と顔を動かして、唾液を沢山出す。
⑤食後にテッシュなどで口の汚れをぬぐう
特にお水がない場合は、口腔ケアが難しくなってきますが、少しでもお口の汚れを放置しないことが大事です。
https://www.asai-dc.net/